学校から帰って
夕飯の手伝いをしながら
母と話す
学校であった出来事を
少しづつ 母の声が 遠くになる
…スイッチが 入る…
お母さんって呼んでる
この人は 誰?
お母さんを とったら 「○○○子」
名前を とったら 女の人
女の人を とったら 人間
お母さんって 何?
私の名前を 呼んでる この人は?
笑顔で話しかけてる この人は?
…だんだん 怖くなる…
その瞬間
足元に 家が 見える
どんどん 身体が 浮いていく
家が 小さく 遠くに 見える
その瞬間 地球が 遠く 足元に
上を見上げると 真っ暗闇
どんどん 吸い上げられる
くるくる 回転しながら
吸い上げられる
…怖さは 全く ない…
気持ちいい程
吸い上げられていく
コツン…と 何かが
頭と背中に あたる
真っ暗闇に 白いドアーがある
そのドアーを 開けると
真青な空が 広がっている
…私は…「やっぱりね」と一言
…そこで スイッチが 切れる…
お母さんの 居る台所に戻る
何事も 無かったふりで
心の中で呟く…
「あ~気持ち良かった」と
子供の頃の 妄想
今でも たまに 妄想中
yoshie miura
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面白い?(゚O゚)
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>りょうちさん
大好きな時間でしたよー☆怖くて楽しくて気持ちいい。